創部60周年を迎えて

空手道部創設者・名誉会長 加藤聖三

 光陰矢の如しと申しますが、顧みますれば創部より早や60年。

その間大学当局及び(社)日本空手協会を初め、関係各位の変わらぬ熱意とご指導の下、逝きし者達を含め二百五十名に及ぶ有為の武人(もののふ)や女子部員が集い来たりて巣立って行きました。今日まで皆様から寄せられたご厚情に深く感謝を申し上げます。

ここに私の創部時代の足跡を簡単に述べてみたいと思います。 

 

昭和28年関東学院大学経済学部入学 拓殖大学空手道部の友人の縁で同空手道部の稽古に参加して学ぶ。

当時の日本空手協会中山正敏主席師範より空手道部の設立を求められる。 

昭和29年4月29日関東学院大学空手道部創部記念演武会を中山正敏主席師範並びに、拓空会諸兄参列のもと開催する。

以後初代主将として空手協会から指導員の派遣を受け、名実ともに空手道部となるべく日々稽古を重ねる。 

空手道部設立の目標を、武人としての本質を忘れず、心身の鍛練を重ね、人格形成に努め、社会人としての有為な人材を育成することにあるとした。

昭和31年5月、部員の団結、結束、精神面の強化を目標に、第1回箱根強行軍を決行した。一時中断するもその後再開し継続している。

さらにОBと現役部員の交流と相互研鑽の意を込めて、年に一回の交流試合を企画し、昭和34年11月3日大学祭の一環として、第1回関空杯争奪戦を挙行し現在に至る。

この年ОB会を関東学院大学空手会(関空会)として発足し、初代会長となる。 

平成16年まで関空会会長の任にあり、同年秋の定時総会で退任し、初代名誉会長に就任し現在に至る。

 

この様に60年という永い歴史の中、現役諸君も4年という限られた年数の中で数多くの試合に出場し勝利を得ることも大切ですが、肝心なのは武道としての本質を忘れず切磋琢磨して人間形成に努力する過程こそが必要です。

これからも強固な意志と堪え忍ぶ「押忍」の精神をもって励み、先輩達の築いた功績と遺産を受け継ぎ先輩との連帯の絆を締め直し社会に出て有為な人材となって我が空手道部の尚一層の発展を目指して精進していただきたいと期待するものであります。

 

最後になりますが、我が空手道部の為に絶えざるご指導ご鞭撻を賜りました

初代部長(故)中居京先生、二代目部長湊井東先生、三代目部長香川詔士先生、

四代目部長矢嶋道文先生、又( 社) 日本空手協会より指導師範として拓空会の

新井隆道師範、金澤弘和師範(国際松濤館館長)、(現)小林邦雄師範並びに関係各位に衷心より御礼と感謝の意を表し記念の言葉といたします。         押忍

創設者・名誉会長 加藤聖三氏の足跡

 ・昭和8年山形県新庄市出身
 ・昭和28年関東学院大学経済学部入学
  拓殖大学空手道部の友人の縁で同空手道部の稽古に参加して学ぶ。  当時の日本空手協会中山正敏首席師範より、空手道部の設立を求められる。
 ・昭和29年4月29日関東学院大学空手道部創部記念演武会を、中山正敏首席師範並びに、拓空会諸兄参列のもと開催す。

  以後、初代主将として、空手協会から指導員の派遣を受け、名実ともに空手道部となるべく日々稽古を重ねる。
  空手道部設立の目標を、武人としての本質を忘れず、心身の鍛練を重ね、人格形成に努め、

社会人として有為な人材を育成することにあるとした。

  ・昭和31年5月、部員の団結、結束、精神面の強化を目標に、第1回箱根強行軍を決行。

  一時期中断するもその後再開し継続している。

 ・ さらに、OBと現役部員の交流と相互研鑽の意を込めて、年1回の交流試合を企画し

   昭和34年11月3日大学祭の一環として、第1回関空杯争奪戦を挙行し、現在に至る。

   ・ この年OB会を関東学院大学空手会(関空会)として発足し、初代会長に就任。

        以来、平成16年まで、関空会会長の任にあり、同年秋の定時総会で退任し、初代名誉会長に就任、現在に至る。

 

現職 社団法人北九州市食品衛生協会会長

     社団法人福岡県料飲業生活衛生組合連合会北九州支部長

   北九州料飲社交連合会会長

   燦葉会(関東学院大学同窓会)福岡県支部長


関空会 会長挨拶

関東学院大学空手会  第六代会長 波里 秀文

会員各位

令和2年2月吉日

 

 

 65回関空会総会に於きまして渡辺会長の後任として、第六代目会長に就任することになりました。 

300名余りの会員数となりました現在、会長就任に当たり深く責任を感じております。 

 

 関空会の目的はなにか...... 良く考え、事業の達成を最終の目標にと考えます。

現在は全会員数の1/3以下の会費納入者によって運営されています。 

今後1名でも多くの方々に会費納入をお願いし、

現状から半数以上の方向へ努力するつもりです。

 

会計報告の通り会費納入の75%が空手道部及び監督、コーチへの援助となっており、

残金にての運営は、今後は厳しく思います。

会計より納入依頼が毎年届いておると存じますが、

現状を御理解の上、多くの方々のご協力をお願い申し上げます。

 

押忍