関空会年会費の使途について

年会費納入をお願いする際に、

「何に使われているか分からない、使い途をはっきりさせてくれ」

とのお声を度々頂きます。

 

年会費使途については年1回、関空会総会の資料と一緒に決算報告資料として全会員向けに郵送していますが、

仲々詳細まで目を通していただけていないのが実情です。

 

そこで、このホームページ上でグラフを交えながら簡単に説明させて頂きます。

 

1)関空会の事業内容

関空会の憲法にあたる会則より、第2条(目的)、第3条(事業)を抜粋します。

我々関空会の事業活動は会則2条、3条に則り行われています。

 

(目的)

 第2条 目的 本会は空手道の精神のもとに  会員相互の親睦と融和を図り

  もって関東学院大学空手道部に対し指導と助成を行い  有為の人材の育成に努め

  関東学院大学の発展に寄与することを目的とする。

 

(事 業)

 第3条 本会は前条の目的を達成するために次の事業を行う。

   (1)空手道部への指導者の派遣と助言。

   (2)空手道部への資金援助。

   (3)関空杯争奪戦の開催。

   (4)会員への各種の連絡、案内、情報の提供に関すること。

   (5)その他目的を達成するために必要なこと。

 

2)関空会の事業報告

上記会則の目的を達成するためにH28年度に行った具体的な活動報告を以下に記載します(H28年度活動報告より抜粋)

 

-1.役員会活動 年4回役員会を開催し諸議題を討議(毎回16,7名出席あり)

-2.現役大会への応援(毎回多数のOB・OGから声援をいただいています。)

-3.空手道部に対する支援・援助 

 ①主要大会にて学生の昼食弁当代の補助実施 

 ②春及び夏合宿への空手道部に対し補助を実施。

 ➂現役援助金として空手道部に対し活動費の補助を実施。 

 ④箱根強行軍に対し開催援助金を空手道部に支出。 

-4.監督/コーチ活動費の補助 (監督/コーチ年間活動費として補助を実施。)  

-5.会員相互の親睦

 ①関空会会員宛の通信連絡(総会議決内容、学生大会結果等)。 

 ②関空杯争奪戦の開催 

 ➂慶弔見舞いの実施。

 ④関空会総会の開催

 

 

3)年会費の使途

それでは、具体的な使途を下の円グラフで説明します。

 

 -1.現役への活動補助に全体の52%を支出しています。 

大会への参加費・加盟団体へ支払う団体登録料、空手協会から派遣していただいている師範に対する指導料等への補助金です。 大学側から現役へ配分される部活動年間活動費は、非常に少なく、その額を知ると驚かれると思います(30年前の方が遥かに多く貰っていた)

 大会参加費、団体登録費、諸物価等は高騰しているのに、大学から支給される部の活動費は年々下がっているのが現状です。

 部員数が10数名程度と少ないこと、

 選択と集中で部活動の絞込みが行われていることによるものだと思われます。

 現状では学生の予算は主要大会にエントリーしただけでほぼ消えてしまいます。

 

-2監督・コーチ活動経費支援

 監督・コーチは関空会から派遣していることになっていますので、その活動費(の一部)として23%を支出しています。 地方での大会や合宿参加、有望な高校生をスカウトする為の高空連大会の視察等の遠征費として支出しています。

 

現役への援助は 上記1)、2)を合わせて関空会支出の実に75%に上ります(現役強化の為年々比率が上昇しています)。 

 

-3.事務通信費に9%:会員宛連絡費(総会・争奪戦開催案内及び総会議決内容の送付)、コピー代等に使用しています。 経費削減の為、ホームページの活用、Eメールによる連絡等も行なっています。

   

-4.4番目に多い項目が雑費の6%:内訳は①加盟団体大会パンフレット広告費②他大学との交歓稽古後の交流会開催費

 

 ③振込手数料 等です。

 

-5.会員への慶弔費として4%支出

 

-6.渉外費として6%支出(日本空手協会OB連合会年会費、他)

 

-7.関空杯争奪戦及び関空会総会開催費・役員会開催費として6%の支出。 

 ①関空杯争奪戦は1959年に第1回を行なって以来、たとえ部員が2,3名になろうと

 毎年必ず連綿と行われてきており、会則にもその実行を明記されている重要イベントです。

  

   ②役員会は年5回役員会を開催しており、その際に出すペットボトルのお茶代です。

 経費節減の為、交通費は手弁当、会場は学内施設利用、開催案内はEメール連絡で行なっています。

 

※関空会活動に関する人件費、交通費の殆どは会員のボランティアに寄って成り立っています。

 

 

4)まとめ

年会費の使途を記載しましたが、使途うんぬんと言う前に

現状毎年の予算規模の絶対的な金額が少ないため、

現役への補助、監督・コーチ活動への補助が満足できるほど出来ていません。

 

毎年安定的に100万程度の収入があれば、もう少し長期的視野に立った事業計画立案が出来るのですが.....

 

強くて魅力的な空手道部になれば自然とお金は集まってくるという考え方もありますが、

それ以前の強化の段階での資金投入が必要です。

 

ほぼ100%年会費収入に頼っている現状では

やっぱり年会費を頑張って集めるしか無い!

   

        関空会会員のみなさま、

 

   会費納入の方、よろしくご協力お願いします!

 

※ 資料は第61期(2015年度)の決算報告書を元に作成しました。 

  具体的金額は割愛しますが、連絡が着く会員200名余りの内、納入割合が3割弱程度の予算規模よりご推察下さい。

                                       (2016.9 関空会事務局)